まず全体像を見てください

【イラスト①】2軸設計図
インデックス積立 → 大学費用 / 高配当株 → 娘のお小遣い(配当収入)
投資の種類 月額 目的 18〜19年後のゴール
インデックス積立 ¥38,100 大学費用 ¥1,400万〜¥1,750万
高配当株(ほのたね) ¥8,000〜 娘のお小遣い(配当収入) 年¥180,000
合計 ¥46,100

「増やして使う」と「受け取り続ける」——目的が違うから、手段も分けています。

なぜ学資保険を選ばなかったのか

保険は「発生確率が小さく、損失が大きいリスク」に使うものだと思っています。死亡保険や火災保険がそうです。万が一の備えとして、これは合理的な選択です。

教育資金は違います。子どもが大学に進学する確率は高い。「発生確率が大きい支出」に保険をかけるのは、保険の本来の目的に合いません。返戻率が高い低いという以前に、そもそも保険を使う場面ではないと考えました。

だから学資保険は検討しませんでした。確実にやってくる教育費は、投資で準備するのが筋だと判断したからです。

軸①インデックス積立|大学費用を育てる

何を・いくら買っているか

銘柄 1回あたり 購入日 月額
S&P500 ¥7,600 1日・11日・21日 ¥22,800
オルカン(全世界株) ¥3,800 1日・11日・21日 ¥11,400
日経225 ¥1,300 1日・11日・21日 ¥3,900
合計 ¥38,100/月

値段が高い時も安い時も、毎月決まった日(1日・11日・21日)に決まった金額を買い続けています。値段が安い時には多く買え、高い時には少ししか買えない。長い目で見ると、平均の購入単価が自然と下がっていく仕組みです。

【イラスト②】定期購入のイメージ
折れ線グラフ:高い山と低い谷に購入タイミングの矢印。「高い時は少なく買える」「安い時は多く買える」

また、娘が0歳の11月にジュニアNISAの満額¥800,000を一括で投資しました。ジュニアNISAは2023年末で廃止されましたが、この分はそのまま非課税で保有しています。

18歳時の試算

元本合計:¥857万(月次積立¥777万 + 一括¥80万)

【イラスト③】元本vs評価額の棒グラフ
元本¥857万(グレー)/ 5%運用→¥1,414万 / 7%運用→¥1,755万(各棒は元本+運用益に色分け)
年率 18歳時の評価額
5%約¥1,414万
6%約¥1,574万
7%約¥1,755万

大学費用の目安(私立4年+一人暮らし)は¥800〜1,100万。どの進路を選んでも賄える水準に届く計算です。

口座について

現在は特定口座で運用しています。2027年からこどもNISA(年間60万円・非課税・無期限)が始まるので、以降は非課税枠で継続予定です。ジュニアNISAは2023年末で廃止されており、新規買付はできません。

軸②高配当株(ほのたね)|娘へのお小遣いを育てる

月¥8,000を高配当株に積み立て、19年後に年¥180,000(月¥15,000)の配当収入を目指しています。これがこのブログ「ほのたね」の本題です。

「インデックス全振りでいいのでは?」への答え

インデックスは確かに増えます。でも、増えても使えないケースがあります。

「もう1年待てばもっと増える」
「今は暴落中だから待とう」
「将来何かあった時のために残しておこう」

強い意志がなければ、増えているのに引き出せない。これは意志の弱さではなく、インデックスという仕組みの構造的な問題です。

高配当株の配当は違います。株価が下がっても、口座に入り続けます。「使う決断」が要りません。自然に生活と結びつくお金になります。

また、インデックスは売ったら減ります。配当は持ち続ける限り入り続けます。娘が就職しても、結婚しても、月¥15,000は入り続ける——これは「終わらない資産」です。

2027年から始まるこどもNISAについて

2027年1月から、子ども向けの新しいNISA「こどもNISA」が始まります。年間60万円まで非課税で投資でき、期間も無期限。18歳になったら自動的に通常のNISAに切り替わります。

私が今やっている月¥46,100の積立は、こどもNISA枠(月換算¥50,000)にほぼ収まる金額です。特に運用内容を変える予定はなく、今のままNISA枠に移るだけ。難しいことは何もありません。

配当金の渡し方|本当の金融教育とは

配当をどう娘に渡すか。ここが一番大事だと思っています。

小さな出費には使いません

日用品や外食のちょっとした出費に配当を充てても、「お金が働く」実感は薄い。そういう場面は親が普通に買えばいい。

配当を使うのは、娘が本当に欲しいと感じた特別な場面だけです。年に2回ほどある家族旅行——そこで「どうしても欲しい」とねだるもの。それを配当から賄います。

「この旅行のお金、自分の株から出てきたんだよ」という体験をさせたい。

半分を渡す、半分は残す

項目 金額(5歳時の想定)
年間配当約¥12,000
娘に渡す分(半分)¥6,000
バッファー控除▲¥1,000
娘のお小遣い¥5,000

半分にするのは、「使い切らない」という選択肢を与えるためです。残せば来年分と合わせて大きな買い物ができる。全部使うか、取っておくかは娘が決める。

【イラスト④】配当の渡し方フロー図
年間配当¥12,000 → 娘へ¥5,000(旅行先でのねだりもの)/ 取り置き¥7,000(来年分へ)
💡 これが私の考える金融教育

配当が入ってくることで「お金は働く」と知る。
半分しか渡されないことで「全部が自分のものではない」と感じる。
旅行先で使う場面では「お金には使い道とタイミングがある」と体験する。
残すかどうか自分で選ぶことで、「今使う」と「後で使う」の違いを肌で学ぶ。
そして翌年また配当が入ってくることで、「続けることに意味がある」とわかる。

大人でも難しい「将来のために今を我慢する」感覚を、難しい言葉ではなく、お金が入ってくるという体験を通じて自然に身につけてほしいと思っています。

19年後、娘に渡したいもの

最後のものが一番大事だと思っています。