娘が社会に出る頃、エンジニアはもっと足りなくなっているはずだ。
この会社を調べようと思ったきっかけは、「構造的な人手不足」という言葉だった。製造も建設もITも、人が足りない。だったら、未経験者を育ててエンジニアにする会社は、長く需要があるはずだ。そう思って有報を開いた。読んでいくうちに、英国事業を整理して国内の専門技術者に絞ったプロセスが見えてきた。社名を変えるくらい、本気で変わった会社なんだなって。
13年連続増配、5期連続黒字、累進配当の明文化。株主還元は本物に見える。ただ、のれんが総資産の 47% という重荷が、ずっと頭の片隅に引っかかってた。
会社概要
Company Profile旧・夢真ビーネックスグループが2022年に社名変更。製造業派遣・英国事業(RGF Staffing UK)の売却を経て、高付加価値エンジニア領域への特化が完了。2026年4月にはRGF Professional Recruitment Japanを連結子会社化し、正社員紹介・グローバル展開へ拡大中。
💻 ITエンジニアDX推進・デジタル化需要を受けたシステムエンジニア・インフラエンジニアの育成派遣。AI活用マッチング(エンジニアバリューモデル)を構築中。
🏗️ 建設エンジニアインフラ老朽化・再開発需要に応える施工管理・設計エンジニア派遣。公共投資の安定性が収益基盤を支える。
スコアサマリー
Score Summary基本データ
Key Metrics| 項目 | 値 | 補足 |
|---|---|---|
| 年間配当 | 75 円 | FY2025/6 期 実績 |
| 配当利回り | 3.53 % | 株価 ≈ 2,125 円換算(分析時点) |
| 連続増配 | 13 年連続 | 分割遡及ベース(FY2013〜FY2025) |
| 累進配当 | 2024/6 期より公式導入 | 配当性向 50% 以上・減配しない方針 |
| 配当性向 | 58.8 % | FY2025/6 期(上限方針の 50% 超) |
| 売上高 | 約 1,884 億円 | FY2025/6 期 推計(OP 162 億 ÷ 8.6%) |
| 営業利益 | 162 億円 | 旧中計 BY25 目標 160 億を前倒し達成 |
| 営業利益率 | 8.6 % | 5 期連続改善(3.5%→4.5%→5.7%→7.2%→8.6%) |
| のれん | 581 億円 | 総資産の 47%・最大リスク要因 |
| 取得単価(平均) | 1,190 円 | NISA 口座にて購入 |
| 保有株数 | 15 株 | 取得総額 17,850 円 |
| 取得ベース利回り | 6.30 % | 75 ÷ 1,190 |
業績の推移
Business Performance| 期 | 売上高(推計) | 営業利益 | OP利益率 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| FY2021/6 | 約 770 億円 | 約 27 億円 | 3.5% | 製造派遣含む旧体制 |
| FY2022/6 | 約 930 億円 | 約 42 億円 | 4.5% | 英国事業売却準備開始 |
| FY2023/6 | 約 1,150 億円 | 約 66 億円 | 5.7% | エンジニア特化へ注力 |
| FY2024/6 | 約 1,400 億円 | 約 101 億円 | 7.2% | BY25 目標を前倒し射程 |
| FY2025/6 | 約 1,884 億円 | 162 億円 | 8.6% | BY25 目標(160億)前倒し達成 ✅ |
※ 売上高は営業利益÷利益率から試算した推計値。IFRS連結基準。
配当の歴史
Dividend History| シナリオ | 増配率 | FY2025 | FY2027 | FY2030 | FY2035 |
|---|---|---|---|---|---|
| 😐 保守シナリオ | +1%/年 | 75 円 | 77 円 | 81 円 | 90 円 |
| 😊 標準シナリオ | +3%/年 | 75 円 | 80 円 | 90 円 | 107 円 |
| 🚀 強気シナリオ | +5%/年 | 75 円 | 83 円 | 98 円 | 128 円 |
取得コスト 1,190 円に対し、標準シナリオ FY2035 は利回り 9.0%(コスト利回り)に到達。
事業の強み
Competitive Strengthsリスク警告
Risk Warning有報精読インサイト
Annual Report Insights購入判断
Buy Decision| 判断軸 | 評価 | コメント |
|---|---|---|
| 現在の利回り | 3.53% | ★購入ゾーン(≥3.5%)の下限に位置。分析時点株価 ≈ 2,125 円 |
| 取得コスト利回り | 6.30% | 1,190 円取得ベース。今から買うと 3.53% |
| ゾーン | ★ 購入 | 最終スコア 83.0 点・★購入ゾーン確定 |
| 買増優先度 | 低 | のれん 47% リスクが解消されるまでサテライト扱いを維持 |
| 継続保有 | ✅ ガチホ適格 | 累進配当・営業安定性・エンジニア需要の三点が保有テーゼを支える |
| 撤退ライン | のれん減損 発生時 | 大規模減損→業績悪化→配当カット の連鎖が起きた場合にテーゼを再考 |
| 監視頻度 | 年 1 回(有報) | のれん残高・営業利益率・退職率・新中計進捗を毎期確認 |
よくある質問
FAQオープンアップグループ(2154)の配当金はいつもらえますか?
決算は 6 月期 で、年 1 回の配当(期末配当)。権利確定日は 6 月末日、配当金の支払いは 9 月頃 となります。
オープンアップグループの配当方針は累進配当ですか?
はい。2024 年 6 月期から「累進配当」を公式に明文化しました。13 年連続増配(株式分割遡及後)の実績と組み合わさり、配当継続性は高い水準です。
オープンアップグループの配当利回りはどのくらいですか?
2026 年時点で 約 3.53%(年間配当 75 円)。ほのたね。の購入基準である利回り 4% に届かず、◎検討ゾーン。取得単価ベースのコスト利回りは 6.30% と高水準です。
オープンアップグループの配当推移は?
FY2021 から FY2025 の 5 年間で配当は 45 円から 75 円へと +67% 増加。13 年連続増配を継続しています。詳細は Section 04「配当の歴史」をご確認ください。
オープンアップグループの最大リスクは?
M&A による「のれん 581 億円」が総資産の 47% を占めており、買収先の業績悪化時に減損リスクがあります。このリスクを織り込んだ上で、ほのたね。ではサテライト枠での保有を継続しています。詳細は Section 06「リスク警告」をご確認ください。